技術経営(MOT)


1. イノベーションの種類と特性

  • 製品を変える?作り方を変える?
     たとえば、スマホみたいな新しい製品を生み出すのが「プロダクト・イノベーション」。
     一方で、工場の生産ラインをロボットに変えて効率アップするのが「プロセス・イノベーション」。

 製品が世の中に広まってくると、「これが主流だね」っていう形が決まってくる(=ドミナントデザイン)。そうなると、もう製品自体をいじるよりも、どう作るかに工夫が移ってくんだわ。

 正式用語:プロダクト・イノベーション、プロセス・イノベーション、ドミナントデザイン

  • 革新にも種類があるんよ
     ガラケーからスマホへ、っていうような「全然ちがうモノへの飛躍」が「ラディカルイノベーション」。
     一方で、スマホのカメラをちょっと良くするとか、少しずつの改善は「インクリメンタルイノベーション」。

 正式用語:ラディカルイノベーション、インクリメンタルイノベーション

  • 技術の成長には波がある
     最初は努力してもなかなか成果が出ん。でも、ある時から一気に成長して、やがて頭打ちになる。この形、アルファベットの「S」に似とるで「S字カーブ」って呼ばれとる。

 正式用語:技術革新のS字カーブ

  • 進化することで失うものもある
     リーダー企業って、既存のお客さんの声を大事にしすぎて、全く新しい流れ(ラディカル)に乗り遅れてしまうことがあるんだわ。これを「イノベーションのジレンマ」っていう。

 正式用語:イノベーションのジレンマ

  • 進める要素・邪魔する要素
     部署を超えて情報を共有したり、詳しくないユーザーの意見を取り入れたりすると、イノベーションは進みやすい。
     逆に、専門バカになって自分の殻にこもると、逆に進まんくなる。

 正式用語:イノベーションの促進要因/阻害要因


2. オープンイノベーション

  • 外と手を組んで一緒にやる
     自分の会社だけでなく、大学・他企業・スタートアップといった外の力を使って、アイデアを広げたり、開発を進めたりするのが「オープンイノベーション」。

 正式用語:オープンイノベーション

  • いいところ:コスト・スピード・ひらめき
     外の人とやると、専門性も高くてスピードも速いし、新しい刺激にもなる。開発費も節約できることが多いよ。

  • 気をつけなかんこと:技術の流出
     でも、注意せんと自社の技術が外に漏れてまう。だから「ここまではオープン、ここからは秘密」って線引きをする必要があるんだわ。

 正式用語:オープン&クローズ戦略


3. 知財戦略(ちざい=知的財産)

  • 特許をとる or とらん
     特許を取れば守られるけど、内容が公開されちゃう。だから「出さずに秘密にしとく(ブラックボックス化)」という作戦もある。

 正式用語:知財戦略、特許戦略、ブラックボックス化

  • 分割して外注するって手もある
     部品をバラして別々の会社に発注することで、「どこにも全体像を見せないようにする」作戦やね。

 正式用語:分割発注


4. 製品アーキテクチャ

  • 組み合わせで作る?全部調整する?
     パソコンみたいに、部品を取り替えられるような作り方が「モジュラー型」。
     クルマみたいに、全体をうまく調整しながら作るのが「インテグラル型(摺り合わせ型)」やね。

 正式用語:モジュラー型アーキテクチャ、インテグラル(摺り合わせ)型アーキテクチャ


5. MOT(技術経営)に関わるいろんな言葉

  • コア技術戦略
     得意な技術(コア技術)をいろんな製品に応用して差別化する作戦。たとえば、トヨタのハイブリッド技術みたいに。

 正式用語:コア技術戦略、コア技術

  • デファクトスタンダード
     いつの間にかみんな使っとる規格(例:LINE、USB-Cなど)。多くの人が使うと、もっと便利になる「ネットワーク外部性」が働くんやわ。

 正式用語:デファクトスタンダード、ネットワーク外部性

  • リーンスタートアップ
     まず試作品(MVP)を作って、お客さんの反応を見てすぐに改良する、をグルグル繰り返す手法。うまくいかんと思ったらすぐに方向転換(ピボット)もする!

 正式用語:リーンスタートアップ、MVP、ピボット

  • OEM(相手ブランドで作ること)
     たとえば、A社が作ったテレビをB社ブランドで売るみたいなやつ。委託側と受託側、それぞれメリット・デメリットがあるで注意な。

 正式用語:OEM(Original Equipment Manufacturer/Manufacturing)


 【委託側(ブランドを持つ企業)のメリット】  

・自社工場を持たなくても製品が作れる → 固定費が減る  

・製造の専門企業に頼めば、品質も安定しやすいで

・需要の変動にも柔軟に対応しやすい

 【委託側のデメリット】  

・製造ノウハウが社内にたまりにくい  

・委託先の状況に依存してしまうリスクがある(たとえば納期遅れ)

 【受託側(製造を請け負う企業)のメリット】  

・安定した注文が入ることで売上が確保できる  

・生産設備を有効に活用できる(遊休設備の稼働)  

・製造経験が積み上がる

 【受託側のデメリット】  

・自社ブランドを育てるチャンスが少ない  

・相手先のブランドに左右され、価格交渉力が弱くなる可能性がある

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