リーダーシップ理論
1. リーダーシップってなにい?
リーダーシップってのは、「みんなをうまくまとめて、目標に向かって動かしていく力」のことなんだわ。たとえば、学校の学級委員がクラスの意見をまとめて先生に伝えたり、職場のリーダーがみんなを鼓舞して売上目標に向かって頑張らせる、そんなイメージだね。
リーダーの影響力の“源”はどこからくるの?
大きく2つに分けられるんだわ。
① 組織に由来するもの(立場とか権限に基づくやつ)
-
報酬勢力:ボーナスや昇進をちらつかせて「がんばったらエエことあるよ」と動かす力。
-
強制勢力:逆に、命令聞かんと怒られるぞ、という「お仕置きパワー」。
-
正当勢力:部長とか社長といった肩書にともなう「当然その人が指示する立場である」という力。
② 個人に由来するもの(人柄とか知識によるやつ)
-
準拠勢力(同一視勢力):あの人みたいになりたいなぁって思わせるカリスマ性。
-
専門勢力:知識やスキルがスゴくて、つい「この人に聞いとけば間違いない」ってなるような力。
こういう力をうまく使って、人を動かしてくのがリーダーシップやね。
2. リーダーシップ理論の歴史(どんなふうに考えられてきたか)
昔からいろんな研究者が「リーダーってどんな人? どう行動するべき?」って考えてきたんや。
資質特性論(最初のころの考え)
「生まれながらにリーダー向きな人っておるじゃんか?」という発想。たとえば、「背が高い方がええ」「話し方が堂々としてる方がええ」みたいな。でもこれは科学的にはあんまり根拠なかったもんで、廃れていったんだわ。
行動類型論(どう行動するかに注目)
「どんな行動をとるリーダーがうまくいくか?」って考え方で、あとで詳しく解説するで。
コンティンジェンシー理論(状況に応じて変えるべき)
「どんなリーダーがええかは、その場その場でちがうがね」と考える理論。環境やメンバーの状態によって、リーダーのあり方も変わるべき、って話。
最近の理論
変革型リーダーや、メンバーとの関係に注目するLMX理論など、「柔軟性」と「信頼関係」を重視する時代になってきとるね。
3. 行動類型論の代表的な理論たち
ここでは、「どんな行動をとるリーダーがええか?」って考えた研究を紹介するで。
アイオワ研究(レビン)
リーダーを以下の3タイプに分けたんや。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 専制型(独裁型) | 一方的に指示して命令する |
| 放任型(自由型) | ほぼ何もしない |
| 民主型 | みんなの意見を聞いて一緒に決める |
→ 一番ええのは「民主型」、って結果が出とる。
オハイオ研究
リーダーの行動を次の2つに分けた。
-
構造づくり:目標やルールをはっきりさせる
-
配慮:メンバーを思いやって信頼を築く
→ 両方できるのがベストだね!
ミシガン研究
リーダーを4タイプに分類。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 参加型 | 従業員と一緒に考える、思いやり重視 |
| 相談型 | 一応相談するけど決定権は自分 |
| 温情的専制型 | 優しいけど独裁的 |
| 独善的専制型 | とにかく命令! |
→ いちばんいいのは「参加型」や、従業員を大事にするスタイルだね。
PM理論(三隅二不二)
「仕事(P)も人間関係(M)も両方大事やで」という日本発の理論。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| PM型 | 両方バランスよく高い |
| P型 | 仕事だけ重視 |
| M型 | 人間関係だけ重視 |
| pm型 | どっちも低い |
→ PM型が理想やね!
マネージリアル・グリッド(ブレーク&ムートン)
「業績への関心(仕事)」と「人への関心(人間関係)」で9段階のマトリクスにした理論。
→ 最強なのは、9・9型(両方に最大の関心があるタイプ)!
4. コンティンジェンシー理論の具体例
状況に応じてリーダーシップスタイルを変えるべきだよ、っていう理論群。
フィードラーの理論
リーダーのタイプと、置かれてる状況(人間関係、仕事のはっきりさ、権限の強さ)との“相性”が大事だって言うとる。
-
仕事中心型は、極端に良い・悪い状況で強みを発揮。
-
人間関係重視型は、ふつうの状況で効果あり。
パス・ゴール理論
リーダーの役割は、「道しるべを示してゴールに導く」ことだ、という考え。
| タイプ | 向いてる状況 |
|---|---|
| 指示型 | 仕事があいまいで部下の経験が少ないとき |
| 支援型 | 明確な仕事に、やる気が下がってる部下 |
| 参加型 | 自立してる部下のとき |
| 達成型 | 頑張れば結果が出るときに高い目標を示す |
SL理論(シチュエーショナル・リーダーシップ)
部下の“成長レベル”に合わせて、リーダーの接し方を変えるんや。
| スタイル | 特徴 |
|---|---|
| S1 教示型 | 未熟な部下に対して、具体的に指示 |
| S2 説得型 | 少し成長した部下に、説明と納得で動かす |
| S3 参加型 | さらに成長した部下に、相談しながら決める |
| S4 委任型 | 完全に任せられる部下に、権限をゆだねる |
5. 近年の理論
変革的リーダーシップ
リーダーは「管理」だけじゃなくて、「変革」もせなかん、という考え方。
-
変革ビジョン設計:明確な未来の絵を描く
-
共有コミュニケーション:みんなにそのビジョンを伝える
-
コーチング:部下がついてこれるように支援
-
動機づけ:やる気を引き出す
→ たとえばAppleのスティーブ・ジョブズなんかが代表例やね。
LMX理論(リーダー・メンバー交換)
リーダーと部下の関係に注目する理論。
普通のリーダーシップ理論は、「リーダーはみんなに対して同じように振る舞うべき」って考えることが多かったんだけど、
LMX理論は逆で、「部下によって接し方は変わるし、それが当たり前だわね」ってとこがポイント。
-
内集団:リーダーと信頼関係が深く、裁量も多い
-
外集団:形式的な関係だけ
→ より多くの部下を「内集団」にできるように関係づくりを頑張るのがポイント。
コメント
コメントを投稿