外部環境と組織
外部環境と組織のかかわり
企業や組織は、外の環境からいろんな影響を受けとるんだわ。ここでは、「どうやって外部環境とうまく付き合っていくか」という考え方を、いくつかの理論を通じて説明するよ。
1. 資源依存モデル:外の資源に頼らざるを得ない関係
組織って、自分たちだけでは必要なモノやサービスをすべて持ってないでしょ?だから、どうしても外の会社や機関に頼らないかん。これを「資源依存」って言うんだわ。
たとえば、パン屋さんが「小麦粉」を仕入れるとき、小麦粉の業者にめちゃくちゃ頼ってると、その業者に頭が上がらんくなる。こうなると経営の自由度が下がるんだわ。
依存度が高くなる要因
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その資源が大事なとき(例:電力がないと製造が止まる工場)
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相手の都合でしか手に入らないとき(例:希少な部品を一社しか作ってない)
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他に替えがないとき(例:一社しか提供してないソフトウェア)
対処の方法
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仕入先を分ける(=代替取引)
例:卵を3つの業者から仕入れる -
別の事業を始めて依存を下げる(=多角化)
例:パン屋がカフェ事業も始める -
うまく交渉する(=交渉)
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相手を味方に引き入れる(=包摂)
例:銀行OBを社外取締役にする -
一緒にやることを決める(=結託)
例:ライバルであっても時には複数の中小企業が連携して部品開発する
正式用語:資源依存モデル(Resource Dependence Model)
2. 取引コストアプローチ:中でやるか、外に頼むか
会社の仕事には「自分の会社の中でやる」こともあれば、「外にお願いする(アウトソーシング)」こともあるよね。その判断を「どっちが手間やコストが少ないか」で考えるのがこの理論だわ。調達コストとはまた別の話ね。
たとえば、飲食店が配達を自分でやるか、Uber Eatsに頼むか迷うとき、「自分で配達員を雇って教育するコスト」と「手数料を払ってUberに頼む手軽さ」を比べるわけだね。
取引コストって何?
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相手を探す時間(例:どの業者がいいか調べる)
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交渉や契約の手間
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契約がちゃんと守られてるかを監視する手間
判断のしかた
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外部に頼むのが手間なら → 自分でやる(内部化)
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外部に頼む方が楽なら → 外注する(外部化)
コストが高くなりがちな条件
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相手がズルをしそう(=機会主義)
例:納期を守らないとか -
状況が読めない(=不確実性・複雑性)
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情報の偏りがある(=情報の非対称性)
例:売り手だけが詳しい情報を持ってて、買い手はよくわからんとき。中古車の事故歴を売り手だけ知ってる。 -
その取引のためだけに投資するとき(=関係特殊的投資)
例:外注先の会社専用の設備を買ってあげて部品を作ってもらった(→だったら最初からその設備を自分たちで使ったほうがよくね?ってなりがち)
正式用語:取引コストアプローチ(Transaction Cost Approach)
3. コンティンジェンシー理論:環境に合わせて組織のカタチを変えよう
組織のかたちや仕組みは、「正解が一つ!」じゃないんだわ。まわりの状況によって、ベストな形は変わってくるってのがこの理論の考え方。
ローレンス&ローシュの考え
組織は「分けて(分化)」「まとめる(統合)」ことで動くけど、環境が安定してるときはどっちもゆるくてええ。でも、変化が激しいときは「部門を増やして対応させる(分化)」しなかんし、「それらをまとめて意思統一する(統合)」のも必要になる。うーん、イメージつかめるようでつかめない(笑)
バーンズ&ストーカーの考え
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安定した環境 → 機械的システムが合う
例:縦型・上意下達型で、ルールやマニュアル重視。工場とか役所に多い。命令系統がハッキリしとる。ピラミッド型。 -
変化が多い環境 → 有機的システムが合う
例:ITベンチャーとか。柔軟に対応できるネットワーク型。
正式用語:組織のコンティンジェンシー理論(Contingency Theory)
4. 不確実な環境への対応策:変化が激しい時代にどうする?
外部環境がどんどん変わる時代では、組織も柔軟に動かないかん。そのための工夫がいくつかあるよ。
組織スラックの活用
「スラック」ってのは、かんたんに言えば「余裕」。たとえば、急なトラブルがあっても、余裕のある人員やお金があればすぐ対応できるよね。イノベーションや社内調整にも使えるから大事なんだわ。
自己完結型組織の活用
「タスクフォース」や「プロジェクトチーム」みたいに、必要な人材や資源を集めて、自分たちで意思決定までできる小さなチームを作ると、変化に素早く対応できるんだて。
正式用語:不確実性対応手段(Organizational Slack / Self-contained Units)
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