組織構造の形態と部門間連携
組織構造と部門間連携の基本
1. はじめに
会社って、人が集まって成り立っとるもんだわね。
でもただ集まるだけじゃあ、うまく動かん。そこで必要になるのが「組織のかたち」と「部門同士のつながり方」です。
2. いろんな組織構造のかたちとその特徴
2.1 機能別組織(職能別組織)
どんな構造?
製造部、営業部、人事部といったように、仕事内容ごとに部署を分けるタイプ。たとえば、社長の下に「営業部」「製造部」「総務部」…みたいに機能で分かれとる感じ。
いいところ:
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仕事の分担がはっきりする(営業は売ることだけ考えればいい)
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専門性を高められる(製造部ならモノづくりに集中できる)
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ムダが少ない(同じような仕事をまとめて効率化)
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社長が全部見渡せる(指示もしやすい)
困るところ:
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社長が忙しすぎる(全部の判断がトップに集中)
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部署間でケンカになることも…(「それは営業のせいだろ!」「いや製造が遅いからだ!」みたいな)
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全体を見られる人が育ちにくい
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誰がどこまで責任持つのか、ちょっとわかりにくい
【正式用語:機能別組織(Functional Structure)】
2.2 事業部制組織
どんな構造?
製品ごととか、顧客ごと、地域ごとに「事業部」を作る方式。たとえば、「住宅事業部」「自動車事業部」「海外事業部」って分けて、それぞれの中に営業部とか製造部がある感じ。
いいところ:
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社長は大枠の戦略に集中できる
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事業部がすばやく動ける(お客さんのニーズにすぐ対応できる)
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リーダーのやる気アップ(権限があるぶん、自分の責任で動ける)
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次の社長候補が育つ土壌になる
困るところ:
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同じような部門が何個もできてムダが増える(事業部AとBに両方人事部がある、とか)
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短期目線になりがち(長期の投資より、今の数字を優先)
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事業部同士がライバル意識を持ちすぎることも…
【正式用語:事業部制組織(Divisional Structure)】
2.3 カンパニー制組織
どんな構造?
事業部制をもっと進化させた形で、「カンパニー(=社内会社)」を作って、ほぼ独立した会社のように運営させるタイプ。各カンパニーが、自分たちで利益も投資も責任を取る。
いいところ:
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責任の所在がはっきりしとる
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意思決定が早い
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将来の経営者を育てる練習の場になる
困るところ:
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会社ごとの連携がとりにくくなることも
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本社とのパワーバランスが難しい(強気すぎるカンパニー or 逆におとなしい)
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同じような商品で争っちゃうことがある(カニバリゼーション)
【正式用語:カンパニー制(Company Structure)】
2.4 持株会社(ホールディングス)
どんな構造?
トップに「持株会社」があって、その下に複数の「事業会社(子会社)」がある形。会社ごとに別事業をしてるけど、全部持株会社のグループ。
いいところ:
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リスクを分散できる(一社がこけても他社に波及しにくい)
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労働条件を柔軟に設定できる(独立した会社ごとに合った勤務制度が作れる)
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業績やコストをはっきり分けられる
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買収した会社の文化を残せる
困るところ:
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経営資源のムダが出やすい(全部が独立してるで、重複も)
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持株会社が事業に直接口出しできない
【正式用語:持株会社(Holding Company)】
2.5 マトリクス組織
どんな構造?
事業部ごとの縦のラインと、職能ごとの横のラインがクロスする組織。「営業部 × 海外事業部」みたいに、社員が2つの上司を持つイメージ。機能別組織と事業別組織、両方取り入れた感じ。
いいところ:
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人材や情報の共有がしやすい
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複数の観点から物事を見られる(製品と地域、など)
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余剰人材も上手に活用できる
困るところ:
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上司が2人になって混乱しやすい(ワンマン・ツーボス)
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部門間で主導権争いが起きやすい
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→ 対策として、どっちか(機能 or 事業)に明確なリーダー権限を持たせる方法があるでよ
【正式用語:マトリクス組織(Matrix Structure)】
3. 部門間の連携をよくするには?
どれだけいい組織構造でも、部門同士がバラバラだと意味がないで、ちゃんと「横のつながり」をつくる工夫がいるんだわ。
● タスクフォース・プロジェクトチーム
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目的: 特定の課題を解決するため、いろんな部門から人を集めて「チーム」を作る方法
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ちがい:
短期間 → タスクフォース
長期間 → プロジェクトチーム -
特徴: 一時的で自己完結型。意思決定が早く、情報量も減ってすっきり。
【正式用語:タスクフォース・プロジェクトチーム(Task Force / Project Team)】
● リエゾン
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目的: 「部署と部署の橋渡し役」
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役割: 他部署との連携をスムーズにするために、専任で調整にあたる人。調整係みたいなもんです。
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効果: 組織全体の情報処理能力がぐっと高くなる。
【正式用語:リエゾン(Liaison)】
4. おわりに
会社の規模や業種によって、合う組織構造は変わってきます。ただ、「組織をどうつくるか」だけじゃなく、「部門同士がちゃんとつながって働けるか」がめちゃ大事なんだわ。
どんなにいい仕組みでも、人と人とのつながりが弱けりゃパフォーマンスも上がらんもんね。だからこそ、連携の仕組み(タスクフォース・リエゾン)もしっかり取り入れたほうがよいということです。
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