競争戦略(コトラー、リソースベースドビュー)

1. コトラーの競争地位別戦略ってなに?

会社って、持ってる「ヒト・モノ・カネ」といった資源(リソース)の量や質で、取るべき戦い方が変わってくるんだわ。マーケティングの大物・コトラーさんは、企業のタイプを4つに分けとるで、順番に見てみよー。


1.1 リーダー戦略:一番強い会社のことだがね

業界内で最大のシェアを有し、経営資源の質・量ともに豊富な企業。

たとえばトヨタみたいに、自動車業界でいちばん大きな会社。人もお金もノウハウもたっぷりある。

どんな動きをするの?

  • 全方向に商品を展開して、いろんなお客さんのニーズに応える。(軽から高級車まで揃えとる)

  • 値段ではあんまり争わん。無理に値下げせず、ブランド力を守る。

  • いろんなお店で売って、テレビCMとかで大きくアピール。

たとえば:
トヨタが「カローラ」「プリウス」「クラウン」など、いろんな価格帯・用途の車を揃えとるのがええ例。


1.2 チャレンジャー戦略:2番手で、1番を狙っとる会社

経営資源の質は低いものの、量は大きい企業。

たとえば、ソフトバンクがドコモに挑んどる感じやね。お金はあるけど、ブランドやノウハウはまだリーダーには敵わん。

どんな戦い方するの?

  • リーダーがやりたがらんような大胆な差別化をして目立つ。

  • 一部の分野に特化して勝負を挑む。

たとえば:
ソフトバンクがiPhoneを日本で最初に導入して、「なんだこれ!」と注目を集めたのがチャレンジャーらしい動きやね。


1.3 ニッチャー戦略:小さいけど、得意分野では負けん会社

経営資源の質は高いが、量は小さい企業。

大企業がやらない、細かくて儲けにくいけど、お客さんにとってはありがたいところで勝負するタイプ。
小さな池の大きな魚」やね。

たとえば:
オーダーメイドの登山靴を作っとる中小企業とか、病院専用のレジシステムを開発する会社なんかがこれ。

どう戦うの?

  • 限られたお客さん向けにピンポイントで集中

  • 自分の得意な領域ではあたかもリーダーかのように「ミニリーダー」としてふるまう。


1.4 フォロワー:目立たんけど、堅実に生き残る会社

経営資源の量も質も少ない企業。狙うは現状維持。

資源も少なくて、新しいことに挑戦する余裕がない会社。
けど、「他社のマネをして安く出す」ことで生き残るんだわ。

たとえば:
大手ブランドのそっくり商品を格安で出す100円ショップの商品なんかがこれに近い。

どんな戦略?

  • 大きなリスクは取らず、コストを抑えて価格で勝負。

  • 商品開発も、マネして早く出すのが基本。


2. リソースベースドビュー(RBV)ってなにい?

この考え方は、「強い会社ってのは、中の資源がすごいんだわ」っていう視点だて。
外の環境(景気やライバル)ばっか見とってもだちかん。
大事なのは、「ウチの強みってなんだろ?」って、社内のリソースに目を向けることなんよ。


2.1 VRIO分析:会社の強み、4つの視点で見てみよまい

視点 意味 わかりやすい例
V (価値) お客さんにとって意味あるか? ユニクロの高品質・低価格
R (希少性) 他が持ってないか? テスラのバッテリー技術?
I (模倣困難性) パクられにくいか? 京セラの職人技や文化
O (組織) ちゃんと活かす仕組みあるか? トヨタのカイゼン体制

「模倣困難性」を高めるヒント

  • 歴史や経験がモノを言う(経路依存性)

  • 人間関係や社風が重要(社会的複雑性)

  • 原因がわかりづらい(因果不明性)

  • 特許などでガード(法的保護)

2.2 コアコンピタンス:会社の“芯の力”

これがあれば、「あの会社にしかできんわ」と思わせられる強み。

たとえば:

  • 任天堂の「遊び心を商品に変える力」

  • ホンダのエンジン技術(クルマにもバイクにも)

ポイントは3つ:

  1. お客さんにとって価値がある

  2. 競合がマネしにくい

  3. いろんな市場に応用できる


2.3 ケイパビリティ:組織全体としての“うまさ”

たとえば「トヨタの現場力」や「アマゾンの物流スピード」みたいに、仕組みとして強い力のこと。

たとえば:

  • ZARAの超スピード商品供給体制

  • 無印良品の世界観に合った商品開発力


2.4 オペレーション効率:同じことをもっと上手にやる力

「他と同じことを、より早く・安く・ミスなくやれる」力やね。
ポーターはこれと「戦略的ポジショニング(差別化やコスト優位)」の両方が大事だって言っとる。

たとえば:

  • マクドナルドの厨房オペレーション

  • 楽天のEC物流システム


まとめ:外も大事、中ももっと大事

外(競争相手、業界)を見る競争地位戦略と、内(自社の強み)を見つめるRBVは、両方大切だて。
特にRBVでは、「マネされにくい強み」が、長く勝ち続けるカギになるんだわ。

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